top of page

災害対策におけるキッチンカーの重要性

災害時の食の支援に、キッチンカーをどう生かせるでしょうか。


移動と調理の機能を備えたキッチンカーには、地域の状況に応じて食事を届ける役割が期待されます。その力を生かすために大切なのが、平時からの準備と地域との連携です。


Eye-level view of a food truck serving meals during a disaster relief effort

キッチンカーの利点


温かい食事を届けるために


キッチンカーは、調理設備を備えた車両で移動し、その場で食事を提供できます。


ただし、災害時には道路の寸断や通行規制、断水、燃料不足なども想定する必要があります。どこへでも、すぐに駆けつけられるとは限りません。


支援する側の安全を確保し、自治体や避難所の運営者と調整したうえで、必要とされる場所へ向かうことが大切です。


平時から確認したい5つのこと


① 連絡・受入体制

自治体や支援先の窓口、出動の要請方法、受入場所を確認します。独自の判断による移動で、救助活動や物資輸送を妨げない配慮も必要です。


② 移動経路と活動場所

道路状況や通行規制を確認し、安全な経路と車両を設置できる場所を調整します。


③ 食材・水・燃料・電源

何を、どれだけ、何日間提供できるかを考え、調理や手洗いに必要な水、燃料、電源などの確保方法を整理します。


④ 衛生管理と食事への配慮

食材の温度管理、手洗い、調理器具の洗浄、廃棄物や排水の処理方法を確認します。

食物アレルギーへの対応は、原材料の確認や調理器具の共用による混入防止など、実際に対応できる条件を確かめ、対応の可否を正確に伝えることが必要です。


⑤ 人員と費用

スタッフの安全、休憩、交代体制を考えます。食材費や燃料費などの負担、活動期間、補償についても、支援先と事前に整理しておくことが大切です。


日頃のつながりを、災害時の支えへ


地域のイベントや防災訓練は、キッチンカー事業者と自治体、企業、地域の皆さまが顔を合わせる機会になります。


平時から互いのできることを知り、連絡方法や役割を確認することが、いざという時の協力につながると私たちは考えています。


私たちは、温かい食事と、食事を受け渡す際のひと言が、被災された方のほっとできる時間につながってほしいと考えています。食を届けるとともに、人と人とのつながりも大切にする支援を目指します。


具体的な事例


災害時の支援:2019年の台風15号


株式会社Mellowの公表によると、2019年の台風15号による千葉県の大規模停電では、同社の「フードトラック駆けつけ隊」が被災地域の行政と連携し、8日間で32社の事業者を派遣。延べ4,000食の温かい食事を無償提供しました。


コロナ禍での医療従事者支援


2020年5月1日、MellowとCarstayは、医療従事者を対象に、キッチンカーによる食事とキャンピングカーによる休憩スペースを無償提供する共同プロジェクトの開始を発表しました。

こうした他団体の取り組みは、車両だけでなく、事業者・行政・企業が連携して食の支援を組み立てる参考になります。


※上記は他団体の事例であり、全日本キッチンカー協会の活動実績ではありません。


出典:株式会社Mellow発表(2020年5月1日)https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000036.000031879.html


全日本キッチンカー協会が目指すこと


「平時は会員の経営を支え、有事は地域を支える。」


全日本キッチンカー協会は、この理念のもと、キッチンカー事業者・地域・企業・自治体をつなぎ、災害時の食の支援に協力できる体制づくりを目指しています。


車両や設備、人員、活動地域などによって、協力できる範囲は異なります。一律の出動や提供食数を約束するのではなく、それぞれの状況を確認し、無理なく安全に協力できる仕組みを考えていきます。


日々のにぎわいを生むキッチンカーを、いざという時にも地域を支えられる存在へ。


そのための備えを、平時から一つずつ進めていきます。

 
 
 

コメント


bottom of page